異業種から転職し、
現場代理人に。
金子 賢Satoshi Kaneko
建築部 2005年度 中途入社
知識・経験ゼロからの転職
私は異業種から転職しました。資格も知識もありませんでしたが、「大丈夫、やる気があれば入社後に身に付けることができる」と温かく迎え入れていただきました。入社後、二級建築士と一級施工管理技士、宅地建物取引士の資格を取得しました。資格を取得すると、知識が増えるだけでなく、自信が生まれ、また、クライアントからの信頼にも繋がります。仕事と勉強を両立させるのは大変なこともありましたが、自分の成長のためには必要なことでしたし、達成感も得られ、取り組んでよかったと思っています。取得後に会社から資格手当がもらえたのもうれしかったですね。これからも学び続けていきたいと思います。
入社5年目の現場代理人デビュー。
入社5年目で4階建て賃貸マンションの建設現場を任されました。現場代理人として、工程・安全・品質・原価など現場のすべてを一人で管理するのですが、初めて「責任を持つ」とはどういうことかを実感しました。毎日が挑戦でした。完成した時、それまでに同規模の現場はいくつも経験してきたはずなのに、建物がひときわ大きく見えて、やり遂げたという気持ちがわきあがりました。6階建て程度の中層マンションなら一人で管理しますが、現在関わっているような14階建ての高層マンションは、代理人3名体制で役割分担して対応します。ここは分譲マンションなので1軒1軒仕様が微妙に異なり、気が抜けません。
市街地の現場に求められること。
当社の現場の多くは市街地にあります。通うには便利なのですが、市街地ならではの工事の難しさがあり、現場ごとのきめ細やかな対応が必要になります。現場が幹線道路に近かったり、歩道に面していたりすると、安全の確保により一層注意しなければなりません。たとえば、資材搬入では細かく時間を管理し、通学時間帯はトラックの出入りを禁止。騒音が出る作業があるときはあらかじめ周知し、前日にさらに周囲に伝えるなど、細かな配慮を徹底します。周囲と良好な関係を作ることは、工事を安全かつスムーズに進めるためだけでなく、完成後このマンションに暮らす人のためにも重要なので、現場代理人として大切にしなければならないと肝に銘じています。
やる気があれば成長できる。
家族と過ごす時間が欲しいという気持ちで転職を決意し、成和建設に入社して16年が経ちました。当社では転勤はなく、現場はすべて自宅から通える範囲。土曜は隔週ですが、日曜はしっかり休め、残業も少ない、働きやすい環境です。さらに、完成した建物を子どもに見せ、ちょっと自慢する楽しみも味わえ、建築というモノづくりの手応えを日々、実感しています。これまで私が教えてもらったり、相談に乗ってもらったりしたように、これからは私が若い人たちを支えていけたらと思っています。私自身の経験を踏まえ、やる気があれば成長できることを伝えていこうと思っています。